チェンマイ動物園のパンダ
タイの北部の観光都市チェンマイの第一の見所は、同市近郊のドイ・ステープ山にあるワット・プラ・タート・ドイ・ステープでしょうか。名前にあるワットとは寺を意味していて、大きなお寺が山の上にあります。このお寺に行く途中にチェンマイ動物園があり、この動物園の目玉が十年間の期限付きで中国から貸し出されている二頭のジャイアント・パンダです。
動物園の入園料を支払って、さらにパンダ館に入る時にも百バーツを支払います。百バーツは日本円で約三百円ですが、タイの物価からするとかなりの金額です。パンダ館に入ってみると、写真のように円筒形のガラスで仕切られた場所にパンダが時折出てくるのを見物できるようになっています。暑い国のタイに、空気清涼な四川のパンダを飼うのですから、ガラス内の部屋の温度調節はもとより、噴霧器で霧に見立てたものを常時出している仕掛けもあります。ここの二頭のパンダは表示の林恵(リン・フィ)と創創(チャン・チャン)です。でも、いつでもこの二頭がガラス越しに見ることができる訳ではなく、巣の部屋に入ってしまったり、岩陰に隠れてしまうと、入館料を支払ってもパンダとはご対面できないことになります。
パンダ館の出口のところには写真のようなパンダ・グッズの土産店があり、パンダ人形やパンダの絵のついた雑貨が所狭しと並んでいました。パンダのビデオ再生装置には五星紅旗のマークが付いていましたから、パンダと一緒に中国産品もタイにやって来たに違いなく、パンダは中国派遣の第一級のセールスマンとも言えそうです。
(青木由直記)